サッカーで膝の靱帯損傷のお子さん

さて今日はサッカーで膝の内側の靭帯を損傷した小学生の子のお話を。

かれこれ3週間前かな?

「サッカーの試合中にクロスプレーで膝の上に相手が乗ってしまって膝の内側を痛めて、病院で靭帯損傷って言われました。」

と親御さんが説明して下さいました。

「病院でMRI撮ってもらって、靭帯損傷と言われて、痛くないならやってもいいけど〜」と色々とご説明いただいたのですが、

何やら明確な指針や判断基準がない状態で帰されてしまったようです。

怪我をした子はに状態を聞くと

「なんか膝が繋がってないっていうか、ボールを蹴っても膝から下だけで蹴ってて飛ばない」

と。

これよくある症状の1つで、怪我した後に痛みはないけどプレーが以前のようにできないケースです。

調べてる見ると案の定、

まだ腫れてるし、特定の関節の角度や捻りで痛みが出るし、押して痛みもある

負傷して2週間くらいで来院されましたが

ちぃーーとも治ってない。

育成世代の怪我では本当によくあるケースで、

プレーして痛みがなければ大丈夫というとてもグレーなやつですね。

痛みというのは炎症が引いて腫れがなくなれば痛みが消えることが多いのも事実です。

ただ、痛みの消失と機能の回復は別問題。

負傷した時に強く関節を捻ってるのでまず関節自体に捻れが起きてます。まずこれを正さないと機能自体は戻らないです。

また、負傷時に身体の防御反応がでて、患部周辺に過緊張が起きてます。

これはマッサージではとれません。

脳の防御反応なので、脳が緊張を解いてもいい信号を出さないとすぐ復活してしまうんですね。

チェックすると案の定

膝に捻れが入ってて、脛の骨が出っ張った状態でした。

この状態でインサイドキックの要領で力を入れてもらってもやはり入らない。

で、脛の骨のポジションを直してチェック

「足の感じどうだい??」

「めっちゃ力入る、繋がった!」

とまぁこんな感じで検査と治療は同時進行していかないと、だめなんですね。

「歪みは治したからもう大丈夫です」とか言っても検査してないのに何が良くなったなんてわからないですよね。笑

この後はサッカーの子特有の身体の状態でアンバランスが進んでいたり、認知機能の低下や庇っていたことによる二次災害もあったのでそこを治療させていただきましま^_^

帰る頃には安心して、感動して帰られたので一安心でした↑