発達障害や自閉の子の治療。のお話

うちの院には発達障害と言われる子や自閉のお子さんもいらっしゃいます。

発達障害に関してはもうとにかく言いたいことは山ほどあるのですが、今回は治療のお話を💡

発達障害や自閉傾向のお子さんは

触れられることに対してとても敏感な子がおおいです。

敏感というのは

例えば触れるだけで過度にくすぐったがったり

そもそも触らせてもらえないという状態ですね🤔

これ、実はちゃんと理由があります。

発達障害や自閉傾向の子は

原始反射といって赤ちゃんの頃にしかない反射が残っているケースが多々あります。

(最近では大人にもこれが多く残っていることがわかってきました。)

赤ちゃんの手に指を乗せると握る把握反射や

口に刺激を与えるとおっぱいを探すような仕草をする吸啜反射などが皆さんに馴染みのあるものですね💡

これらはまだ大脳が発達しておらず、思考することができない赤ちゃんが生きていくために搭載されている反応です。

反射とは思考を介さないので、ある特定の刺激に対して自動的に発動するんですね⤴️

つまり原始反射とは

赤ちゃんが生きていくために必要な反射です

この中に恐怖麻痺反射というものがあります。

これは本来、母胎の中でお母さんがストレスを受けたりした際に、赤ちゃんが身を守るために発動するもので、

発動すると過度に身体を緊張させて防御したりします。

本来は外に出てくる頃にはなくなるのですが、

産まれてから再発動する子もいるし、それを持ったまま産まれでくる子もいます。

ストレスや外的な刺激で発動するので

これを持っている方は刺激に対して過度に敏感です。

不安として現れる場合もあるし

光を眩しく感じてしまうとか

その場の雰囲気だけでも怖くなるとか

とにかく過敏性の反応がでます。

言われのないパニック症や鬱傾向の方にもこれを持っている方がかなり多いです。

そうなるともう身体に不調がでてもなかなか触らせてもらえません。

マッサージや鍼なんてしようものなら

かえって症状が悪くなるなんてこともあります。

こういった方に限らずですが、

治療のクォリティにおいて最も大切なのが

この触れ方による安心感です。

これがないと反射的に身体が硬直し、

その刺激を受け入れてもらえなくなります。

自閉の子には特にこの安心感が超重要で、

この触れ方や振る舞いを僕は10年以上探究し続けてきました😄

なので過敏性のある方でちゃんと触らせてもらえます💡

身体は安心しないと深部から緩治ることはないので、まずここがスタートライン。

スタートラインに立てればあとは治療の成果がしっかり出ます👍

足を骨折した自閉の子もこれでしっかり

後遺症なく治りましたとさ⤴️