姿勢は筋肉でも骨の問題でもないよの話。
最近姿勢が気になると言うことで、よく小学生のお子様がお見えになられます
姿勢と言うと、つい意識して直そうとしがちですが、基本的に意識しても治りません。
本来、姿勢と言うのは視覚や聴覚、前庭感覚、そして深部感覚を脳が統合して作り出すものです。
それらの働きの中で何かが狂ってたりするため姿勢不良がおきます。
特に小学生くらいの子で気をつけなくてはいけないのが原始反射。
原始反射と言うのは、赤ちゃんの時に赤ちゃんが生きていくために備わっている反射です。
赤ちゃんは大脳が発達してないので、まだ思考することができません。
そのため、刺激に対して反射的に身体を動かす機能があります。
例えば口に刺激を与えると口をパクパク動かす吸啜反射や手のひらに刺激を与えると握り込む把握反射などがみなさんがよく知っている反射ですね⤴️
これが大人になってくると大脳が育ち、原始反射が抑制されてくるのですが、
いろんな要因でそれが残ってしまっている子がたくさんいます。
これが残っていると首の動きに対して、体が無意識に動いてしまったり、極端な刺激過敏に陥るため、ストレスで不登校になりがちになってしまったりします。
首の動きに対して、体が無意識に動いてしまうので、当然姿勢にも影響が出ます。
また、姿勢は脳幹と言うところで管理されていますが、この脳幹に原始反射が関与もしていますので、脳幹の機能が悪かったり、原子反射が残っていることで、姿勢の制御がうまくできません。
ということで、当院では、脳幹の調整や禁止、反射の解除をしていきます。
すると、あら不思議
意識しなくても良い姿勢が取れるようになります
良い姿勢が取れるようになると、自分の体の感覚や空間の中での自分の立ち位置が明確になるため、自分の周辺の環境の情報を脳が正しく認知できます
そうするとスポーツやお勉強、お仕事のパフォーマンスも上がってきます
何事もまず姿勢からですね⤴️
先日もこの原始反射が残っていて、体がものすごく硬くなっている子、刺激に対してものすごく敏感になっているため、学校生活を営むことが難しい子が来院されました。
原始反射自体は、治療でも取ることができますが、おうちでエクササイズを続けていただくことでより早く解消することもできます。
後日談ですが、原始反射があったために、姿勢不良の起きていたお子さんのお母様が1週間後に少し姿勢が良くなってしゃきっとしてきたとおっしゃられていました
良かった良かった✨✨