体感の不安定さが肘の痛みの原因だよ。のお話
先日肘の痛みでご来院された方がおられました💦
お話を伺うと「肘がテニス肘と野球肘の両方を併発していると整形外科で言われた」ようです。
テニス肘や野球肘って良く聞きますよね⤴️
これは俗称ですが、野球やテニスをして肘を酷使している方に起きやすいからこんな名前で呼ばれてます
で、症状としては肘の内側や外側、後ろ側が痛むと。
こちらの患者さまの場合はもう少しでも重たいものを持つと翌日腕全体が痛む、腕は常に重だるいと。
経験上、このレベルの状態はかなり進行した状況です。
お話をさらに伺うと
2年以上前からこの状況だそうです。
利き腕でもあるので、日常的にかなり神経を使って過ごさないといけないはずなので、本当に辛いと思います😭
で、良くある肘関連の治療だと
上腕や前腕の揉みほぐしやら関節の調整?みたいなことをするんですが
これは土台の治療ができていることが大前提。
というのが僕の考えです。
スポーツをやっていたりして、酷使することが宿命のような環境の方でも、いきなり肘を触って良くなることは少ないです。
よく考えてみて下さい。
肘を使う競技でもれなく全員痛くなるなら
その競技の選手全員痛くないとおかしい。
でも肘を痛める人もいれば肩を痛める人、手首や腰を痛める方など、痛める場所は人によって違うわけです。
つまり使い方に問題があって発生しているんですね。
じゃあどうやって使っていたのかがわらかないと原因は見えてこないですね?
だからこそ検査なんです。
どうしたら痛いか?
も必要な情報ですが、肘の痛みはあくまで全体の状態によって結果的に引き出されたものなので
全身の状態をくまなく見切る必要があります。
検査をすると
①平衡感覚にかなりの左右差がある
②ある面では左にエラーがでるしある面では右にエラーがでる
③結果的に体幹の安定ができない
こんな状況でした💦
人間は実は体幹、身体を安定させないと末端に効率よく力を伝えることができません。
安定ができないと身体の中心から末端へ力を伝えることができないので
末端の力にたよった動きになります
これを表現している言葉が
「小手先」
というわけです。
小手先の動きに頼ると、身体の小さな筋肉や関節に過剰な負荷がかかるので、それが原因で肘を痛めるんですね😭
つまりこの患者さまの痛みの原因はまず
身体のバランスの安定を作ること
その上で酷使したことで歪んだり機能的におかしくなった末端を治療することです。
かなり大変な状態だったので、少し時間はかかると思いますがちゃんと良くなりますよ😄⤴️
まずは初回は平衡感覚と体幹の安定を目的に治療して、いいリアクションがでていたのでこれでオッケーです👍✨