脳は常に「生きるための最善の手段」をとる
人間の身体は脳がその全てを統括しています。
筋肉を動かすこと、体温の管理、血圧の調整、内臓の動きに至るまで、全て脳の働きです。
別ページでも記載したように、その脳には基本的な原理原則があり、脳の働きはそのルールを基に構成されています。
その1つが
脳は生命の存続のために最適な行動や手段をとる
ということです。
ではなぜ痛みや不調という人間を苦しめる反応が起こるのでしょうか?
痛みは脳が発する身体への警告
実は人間の身体には痛みを感知する機能はありません。
皮膚には温度を検知するセンサー、押された感覚を検知するセンサー、振動を検知するセンサー、筋肉や腱にはどのくらい伸びているのかを検知するセンサーなどがありますが、
痛みを認識するセンサーはないのです。
痛みはどこから来るかというと、脳が発信する信号です。
前述したように、
①脳は生命の存続のために最適な行動や手段をとる
というルールがありますから、この痛みや不調でさえもその手段の1つです。
転んだり、つねられたり、殴られたりすると、身体には強い振動(衝撃)、圧力、摩擦による熱が発生したりします。
これらの刺激がどんどん強くなるとどうなるでしょうか?
人間の身体は壊れてしまいますね。
それでは脳のルールである「生命の存続」は守られません。
この時に「痛み」信号を脳が発生させることで、身体に降りかかる「自分の身体の危機」を回避させるのです。
痛みや不調は「限界」への警報
外部からの刺激がウィルスであれば、わざと食欲をなくして消化吸収のエネルギーをウィルス退治に回し、発熱させたり怠さを誘発して体を休ませる方向に向けさせます。
デスクワークでもスポーツでも、どんな動作であっても身体の一部に過剰な負荷が掛かれば「凝り」や「痛み」「疲労」などの不調信号を発生させて身体の限界を知らせてくれます。
痛みや不調は何かの理由があって発生していますから、
その理由を解消してあげることが不調や痛み解消の秘訣です。
その方法はコチラで説明してありますので、ご興味のある方はご一読ください。