人間には身体が治っていくための原理原則があります。

それはいかなる名医をもってしても人間の不調改善は人間の自然治癒力にかかっているということです。

手術をして腫瘍を取り除いても、治っていくのは患者さま自身の治癒力です。

手術は「治るための環境作り」であって、腫瘍ができた原因をとるものではありません。

例えば転倒して膝を擦りむいた時、なぜ放置しても治るのでしょう?なぜ風邪になった時、薬がなくても改善するのでしょう?

全ては脳の働き

それは身体には自分の命を守るために自然治癒力が備わっているからです。

ではその自然治癒力の正体は何か考えたことはありますか?

自然治癒力の正体は「脳の働き」と言い換えることができます。

脳科学では血行も、筋肉の硬さも、内臓の働きも全ては

脳の働きによって起きていることがわかっています。

脳には原理原則がある

人間の脳には驚くほど多彩な能力があり、その中心に位置する能力が

①「自分の命を守ること」

②「環境や動作を学習・適応すること」

③「脳が認識する最適の手段をとる」

です。

ウィルスが体内に侵入すれば体温を高め、発熱させてウィルスを殺傷する(免疫力)のも、

転倒して出血すれば止血して正常な皮膚へ治していくのも自然治癒力の一部です。

ではなぜ慢性化した症状はなかなか治らないのでしょうか?

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治らない・ぶり返す理由

それは「脳がその身体の状態を異常と認識していないから」です。

上述したように人間の脳には「適応と学習能力があります」

1日の中でデスクワークに何時間も割けば、人間の身体はデスクワーク用の身体になります。

野球をやっていれば野球用の、サッカーをやっていればサッカー用の身体に適応していきます。

適応とは生活環境や動作において効率化するために起きるものです。

適応した結果、起きるものが「歪み」とそれに伴う痛みをはじめとした不調です。

痛みや不調は、歪みという適応の結果、無意識に負荷のかかる部位が発生し

「その部位」を守るために、

それ以上の負荷を与えないために

発生させる脳の防御反応です。

どうしたら「本当の意味で」治るの?

色んな治療を受けてもまた再発してしまうのは

「生活環境や動作に適応した脳の認識」を書き換えられていない結果、歪みが再発し、結果的にそれによる痛みもぶり返すからです。

脳の認識そのものを変えて、歪みや身体の機能を改善させていかないと、痛みという防御反応が解けることはありません。

痛みだけを不必要にとってしまうと、本来動かしてはいけない部位を動かしてしまい、さらなる悪化につながることもあります。

当院の施術は軽い刺激を患者さまのお体に入れることで、その間違った脳の認識を変えていくこと、正しい状態を思い出させることで、正常に自然治癒力が発揮されます。

正しい構造と機能が戻れば「痛み」という防御反応は消えます。

機能的にも、構造的にも、そして脳の身体に対する認識も正常化させることで、どこへいっても改善しない症状が改善していくことになります。